名古屋市西区の税理士・会計事務所「堀尾博樹税理士事務所」。相続対策や事業承継でお困りの方、経営計画や月次決算で会社を強くしたい方はご相談ください!
「この会社は俺がいないと回っていかない!」。こんな言葉を口癖にしている社長さんは少なくないでしょう。果たして、会社というものは社長がいないと本当に動かないものでしょうか?
実は、業績が好調な会社にはある共通点があります。それは「社長がいなくても機能している」ことなのです。
一般的に中小企業の社長は、営業マンか技術者出身が多いものです。営業マンにしても技術者にしても、スキルが高まって独立するというパターンになります。その際、どんな目的を持って会社を設立しましたか?
「お客さま一人ひとりと顔を合わせて商品やサービスを提供したい」
「自分が一から開発した製品をお客さまにお届けしたい」
恐らく、このようには考えていないはず。会社という組織形態を立ち上げた以上は、多くの従業員を使って、多くの顧客に製品や商品、サービスを提供することを想定したことでしょう。会社を成長させるには、社長がいなくても機能するような仕組みをつくることが不可欠なのです。
では、社長がいなくても機能する会社をつくり上げるにはどうすればよいのでしょう。例えば「3年後に会社を売る」という思い切った気概を持って会社の仕組みを再構築してみると、よい結果が望めます。
その理由はなぜか。第一に商品、サービス、ノウハウ等に市場価値が十分あり、業績がよくないと会社は売れません。買い手の立場から見ると、売り手の社長がいなくても同じだけの利益を生み出すことを確信できないと、会社を買う気にはなれないからです。
社長は今日の事業、今日のマネジメントだけに振り回されず「会社を売る=会社をつくり上げる」ことを念頭に置いて仕事を進めましょう。この仕事ができるのは、会社のなかでは社長一人だけなのですから。
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